「侮辱したのに」ドゥテルテ比大統領、米を批判し戦闘機購入を拒否

フィリピンのドゥテルテ大統領は、戦闘機F16が「全く役に立たない」として、米国からの購入の提案を退けた。スプートニク・インターナショナルが報じた。
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ドゥテルテ氏はダバオ市で兵士を前に演説し、「私たちにF16は必要ない。なのにあいつら(米国)はそれでも、私たちを侮辱した後でさえ、この問題を提起する」と述べた。

フィリピン軍の近代化へ向け協力姿勢=米国
マティス米国防長官、ポンペオ米国務長官、ロス商務長官が、戦闘機購入を提案する書簡をドゥテルテ氏に送った。ドゥテルテ氏は、米国のこの動きが、フィリピン政府への無数の攻撃のあと「仲直り」しようとする試みに見えると述べた。

ドゥテルテ氏は、武装勢力との戦いのため、F16ではなく軽ピストエンジン機が必要だと強調。また、米がフィリピン軍の現代化を阻害しようとしていると批判。

「私たちは友人だが、これは、何年も前にあんた方が私たちを植民地化したからだということを、覚えておく必要がある。私たちはこうした友情に同意しなかった。」

麻薬撲滅作戦がフィリピンで開始したのは昨年5月、ドゥテルテ大統領の就任後すぐ。作戦でフィリピン政府軍は160人以上の兵士を失い、1700人以上が負傷、800人のイスラム過激派が殲滅された。

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