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研究チームが火山の「音楽」と呼ぶものは、火山が超低周波で出す大量の轟音。これは人間の可聴域より少し低い20Hzの低周波音で、火山口近くに特別なマイクを設置することで監視できる。音に関する追加情報により、次の噴火が起きるタイミングを予測する可能性を与える。噴火の期間に、「音楽」の音は大きくなる。火山学者はこれを1998年、日本の桜島で起きた噴火と2015年にエクアドルのコトパクシ山の噴火の例で確認できた。
個々の火山は特有の低周波「声紋」を持つ。その声紋が明らかになると、信号の変化により、火山学者は噴火に繋がる動きがクレーター内部で起きている可能性があると考えられる。