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もちろんのこと、水の消失はミステリーとは一切関係がなかった。宇河さんの捕まえた水泥棒は自分の飼い猫だったのだ。
大事なご先祖さまの水をこともあろうに仏壇から平然と飲んでいたのは、実は宇河さんの猫だけではなかった。宇河さんのこの写真を見て、たくさんの人が「実はうちも…」と、ポストで打ち明け話をよこしてきたのだ。
とはいえ、供養の水を飲んでしまうというのは猫の犯した重大犯罪のトップには挙げられない。これよりもっと大物は、あろうことか、神社の枯山水ののど真ん中で堂々と寝入り、周囲の度肝を抜いている。