シリア外相 国連の発表の復興見積に同意せず

シリアのワリード・ムアレム外相は、7年におよぶ戦争の後、シリアが復興のために必要とする総額について、国連の発表した見積額に同意を示さなかった。
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国連のスタファン・デミストゥラシリア問題担当特使は、2017年11月に時点で、紛争後のシリア復興には少なくとも2500億ドルが必要と表明していた。

ムアレム外相はロシア国営通信チャンネル「ロシア24」のインタビューに答えた中で、国連は米国をはじめ西側諸国の圧力を受けていると指摘し、「このため、我々は国連の評価を一切重んじていない」と明言した。

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ムアレム外相は、解放された都市や村ではいたるところで、住民たちの自発的な参加も含め、政府プログラムの枠内での復興プロセスがすでに始められていることを明らかにしている。

ムアレム外相は、シリアのインフラはかなりの部分が破壊された状態にあると認める一方で、それでもその再建には国連が示したような巨額は必要とされないと語っている。

シリアの武力衝突は、2011年から続いている。

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