小野寺防衛相、中国の一方的な軍事行動に懸念を表明、ロシアの軍事演習にも言及

小野寺防衛相は3日、防衛省と自衛隊の幹部が集まる自衛隊高級幹部会同における訓示の中で、中国が軍事力を急速に強化し、軍事行動を活発化させていると指摘し、「我が国周辺の海空域での軍事行動を一方的にエスカレートさせており、我が国の安全保障上の大きな懸念となっている」と中国を批判した。
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ロシアに関しては「北方領土への地対艦ミサイルや戦闘機の配備、極東での冷戦後最大規模となる軍事演習の実施が伝えられており、極東地域での軍事活動を再び活発化させる傾向が見られる」と言及した。小野寺氏はこれより前、8月31日の記者会見でロシアの軍事演習「ヴォストーク2018」に関する質問に答えた中で、「防衛省としては、こうした大規模な演習が4年ぶりに極東で行われるということ、また、今回は中国が初めて参加すると聞いているので、引き続き重大な関心を持って情報収集・分析を行っていきたい」と述べている。

また小野寺氏は、7月の豪雨災害において、猛暑の中でも人命救助・被災者のサポート任務を全うした隊員たちをねぎらい、感謝の気持ちを伝えた。

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