原油価格、異なる動きを見せる

世界の原油価格が4日、異なる動きをみせている。米WTI原油は、米石油大手アナダルコ・ペトロリアムが、ハリケーンに備えてメキシコ湾の石油プラットフォーム2基を閉鎖したのを受けて上昇している。
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日本時間14時16分の時点で北海ブレント原油先物11月限の価格は0.04%安の1バレル=78.12ドルまで値下がりし、WTI原油先物10月限の価格は0.46%高の1バレル=70.12ドルまで上昇した。

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アナダルコ・ペトロリアムは3日、ハリケーン「ゴードン」の米沿岸への接近に備えて、メキシコ湾の石油プラットフォーム2基から作業員を避難させ、操業を停止したと発表した。

米国での掘削活動の低下は、生産量と供給量が減少する可能性を示唆するため、概して原油価格にポジティブな影響を与えている。

一方、ブレント原油は、イラン産原油の供給減少に関する投資家の懸念を背景に下落している。米国は5月、2015年に国際仲介役「6カ国」とイランが結んだ核合意から離脱し、イランとビジネスを行っている外国に対する二次的制裁を含むすべての対イラン制裁を再開すると発表した。

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