メドベージェワの監督、オーサー氏が「彼女は一度も大人としての扱いを受けてこなかった」

フィギュアスケート世界選手権2冠のロシアのエフゲニア・メドベージェワ(19)を指導するカナダのブライアン・オーサー監督がモスクワに到着した。メドベージェワは9日にモスクワでシーズン開始に際してのロシア・フィギュア連盟のテスト演技に参加するため、先にモスクワ入りしている。春から今までメドベージェワを特訓してきたオーサー監督は、生徒についての印象を記者団に明らかにした。
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「ジェーニャは生徒としてはとても教えやすいです。どんな新しいことも常に受け入れる姿勢があり、非常に高い集中力を発揮して作業を行うことができます。これはデヴィッド・ウィルソンもサンドラ・ベジックも同じように指摘しています。難しい点は、彼女が作業の中で今まで一度も大人としての扱いを受けてこなかったことにあります。ですから私たちは今、まさにこれに取り組んでいます。ジュニアとしての作業は全く別物です。ですから慣れるまでにはある一定の時間が必要なのです。

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メドベージェワの演技の特徴はなんといっても、彼女が常に観客に気に入られるように、観客が自分に魅了されるように努めていることにあります。そして彼女は見事にこれができてしまう。私は監督として練習の度にこれを目にしていますし、自身、ジェーニャに心底魅せられました。

嬉しく思うのは、メドベージェワが私たちのチームに自然に溶け込んだだけではなく、このことを彼女がとても喜んでいることですね。」

明後日9日、スポーツ宮殿『メガスポルト』でロシア・フィギュアスケート連盟の主催でロシア代表団の主要メンバーによる恒例のスケートシーズン開幕演技が行われる。メドベージェワはオーサー監督に見守られて、これに参加する。当然のことながら、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワも同じリンクに立つ。

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