IT・科学

サハラ砂漠における風力・太陽光発電所の建設は、砂漠を緑の谷に様変わりさせる

イリノイ大学の学者らが、サハラ砂漠に風力発電所や太陽光発電所を建設した場合のコンピュータモデルを作成した。このような発電所を建設することにより、同地域の気候はまったく変わり、世界最大の砂漠が緑の谷に様変わりし、その日降水量は定期的に0.59mmとなることが判明した。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

研究は、サイエンス誌に掲載された。

学者らは、将来的にサハラ砂漠の95%に大規模な風力発電所や太陽光発電所が建設され、サハラ砂漠の面積およそ920万平方キロメートルのうち900万平方キロメートルを発電所が占めると仮定した。

発電所が建設された場合、砂漠の気温は約2度上昇し、蒸発や降水量が増加する。このような変化は植物の成長を促進し、砂漠は数年後には緑に覆われるという。

関連ニュース

前世紀にサハラ砂漠はアフリカの広い領域へと拡大

地上で火星環境を再現  オマーンの砂漠で国際的な実験を実施

コメント