米国防長官 露中の軍事同盟構築の可能性は低い

ジェームズ・マティス米国防長官は、セルゲイ・ショイグ露国防相の指揮のもと実施されているロシア史上最大規模の合同軍事演習「ボストーク2018」を考慮しても、露中が軍事同盟を構築する可能性は低いとの見方を示した。
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マティス国防長官は、露中間で行われている大規模な合同軍事演習が同国間の軍事同盟の構築に繋がる可能性を問う記者団に対し、「ロシアおよび中国は自国の利益に従って行動していると考える。長期的な見通しで両国を連携させるものは見当たらない」と答えた。

軍事演習「ボストーク2018」は11~17日の日程で極東およびアジア太平洋地域で実施されている。演習規模は過去37年間では最大規模で、約30万人の兵士をはじめ、1千機を超える戦闘機やヘリコプター、無人航空機、3万6千台の装甲車両、80隻の舟艇および助船舶が導入されている。なお、同演習には中国・モンゴル軍が合流予定で、中国からは約3千人の兵士、30機の戦闘機およびヘリコプターが参加する。

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