中国ネットユーザーが激怒 Appleが中国、香港、台湾を別々の国扱い【写真】

中国のネットユーザーらが、Apple社の最新プロダクトのアナウンスメント会議で、中国が台湾、香港と別に記載されたことに対して激怒した。グローバル・タイムズが報じた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

これは中国の主張する「一つの中国」の思想に反するというのが中国人ネットユーザーらの怒りの論拠となっている。

中国は従来自国を「全中国を代表する唯一の合法的政府である」と主張しつづけており、台湾は自国に属する一部であるとしている。これに対し、中華民国(台湾)も過去には自国こそが中国を代表すると主張した時代もあったものの、世界情勢のパワーバランスが変化し、国連での立場が変わる度に基本方針も変化し、現政権は「一つの中国」を否定する立場をとっている。香港は長年、英国の植民地下にあったが、1997年に英国から中国への返還が成立している。国連での扱いでは台湾、香港は中国の一部となっている。

中国人ネットユーザーはApple社がヴァージン諸島を米国領として記載したのに対して、中国、台湾、香港を別の国家と扱ったことに注目している。

中国はApple社にとっては世界第3位の大きな販売市場であり、ネットユーザーらはこうしたダブルスタンダードでブランドイメージを損なうことは得策ではないと書き立てている。

関連ニュース

アップル、新型iPhone3機種を発表

コメント