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「安全な」プラスチックも生殖機能に悪影響の可能性

「BPA(ビスフェノールA)フリー」と表示されたプラスチック製品は安全とは限らない。論文は13日、生物学の学術誌カレントバイオロジーに掲載された。危険な成分に代わり使われる化学物質も、人体に悪影響を及ぼす可能性がある。
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学術誌カレントバイオロジーによると、BPAはポリカーボネートやエポキシ樹脂などのプラスチックの製造に用いられる化学物質。食料品や飲料の容器や医療機器などに含まれる。電子レンジによる加熱などでプラスチックが劣化してBPAが溶け出し、体内に入る。

BPAは発がん性物質で環境汚染物質、そして、内分泌系や生殖機能に影響を及ぼす可能性がある。

消費者の懸念を受けて、企業はBPAフリーのプラスチックを打ち出した。だが代替品として、ビスフェノールAと同じ基本的な化学構造を持つBPS(ビスフェノールS)などが用いられている。

今回の研究は、BPSもBPA同様に生殖機能に影響し、その影響は数世代に渡る可能性があることを示している。

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