太平洋でゴミ回収システムが始動【動画】

オランダの企業オーシャン・クリーンアップは、米サンフランシスコ湾で、海のごみを取り除く試験装置「System 001」を始動させた。
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System 001は、「太平洋ゴミベルト」の清掃を最終目標としている。太平洋ゴミベルトは、北米や日本からのゴミが集まった海域で、ユネスコによると現在その面積は120万平方キロメートル以上。

ゴミは海洋生態系に回復不能な害を及ぼす。海洋生物がゴミを餌と間違えて飲み込み、ゴミの有毒分泌物で中毒を起こし、死に至っている。

System 001は、円弧型の全長600メートルの「フロート」。

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System 001の下には長さ3メートルの網が取り付けられており、水の流れの方向に素早く合わせて様々なゴミをキャッチする。回収したゴミは、船を使って海から引き上げられる。

試験的実験は2週間にわたって行われる。実験が成功した場合、System 001は「太平洋ゴミベルト」へ向かう。

開発者らは、System 001を60基使用し、5年間で「太平洋ゴミベルト」のゴミ半分を回収することが可能だと主張している。

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