米エネルギー長官 新規制裁導入の可能性は排除できない

リック・ペリー米エネルギー長官はロシアの政治・経済紙「コメルサント」の取材を受け、同国のガス・パイプラインプロジェクト「ノルド・ストリーム2」に対する制裁発動は決定されていないものの、その可能性は排除できないとの考えを明らかにした。
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ペリー長官は制裁発動を問う記者団に対し、「すでに決定がなされたとは思わないが、新規制裁導入の可能性は否定できない」と述べた。

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ガス・パイプライン「ノルド・ストリーム2」はバルト海経由でロシアとドイツを結び、現在使用されている「ノルド・ストリーム」に隣接して敷設される。全長は1224キロで、輸送能力は年間550億立方メートル。

同パイプラインプロジェクトの実現に関しては、ロシア産ガスの「ガス・トランジット」で収益を得ているウクライナ、および欧州への液化天然ガス(LNG)輸送を計画する米国等の国々が反対の意を表明している。

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