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オレシキン氏によると、米中間の最新の関税引き上げはロシア経済に肯定的にも否定的にも影響する。
だが全ての悪影響を考慮しても、形成されつつある状況は、ロシアが中国、インド、その他諸国と2国間貿易関係を進展させる大きなチャンスでもある。
「今年、中国との貿易額は1200億ドルを超え、これが限界でもない。そのため、ロシアが中国市場で米国に置き換わることができるニッチを探していく。現在、中国のパートナーと協力し、関税引き上げの対象となる商品を注視している。ロシアにとってこれは、このニッチで米競合他社がいなくなり、私達はこのニッチを占めるためには出来ることを全てする必要があることを意味する」
トランプ米大統領は、9月24日から今年末まで2000億ドル相当の中国製品に10%の関税を課すと発表した。なおトランプ大統領は、中国が報復措置を講じた場合、2670億ドル相当の中国製品に関税を発動する可能性も排除しなかった。中国は報復措置を講じる方針を表した。