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専門家は、大半のホオジロザメが毎年冬になると、食料豊富な米・メキシコ西海岸沿いの海域を離れ、海のある場所に集まることに気づいた。
ニュースサイト「Quartz」によると、米スタンフォード大学と米モントレーベイ水族館の研究チームはこの現象を調べる調査団「ホオジロザメのカフェ」を発足。調査は去年4月と5月に行われた。調査の結果、サメが集まる、コロラド州ほどの大きさの海域が発見された。
太平洋の「カフェ」におけるサメの移動を監視し、研究チームは、サメが獲物(イカ、クラゲ、様々な魚)の生息スケジュールに合わせて生活していることを突き止めた。昼間はサメがぎりぎり潜水可能な水深千メートルまで潜り、深夜は200メートルより深くには潜らない。
さらに、4月になるとオスは、1日最大140回と活発に深海に潜り始めるが、メスの潜水回数は変わらない。この行動における性差の理由はまだ分かっていない。
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