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この合意は2017年12月19日付けで出されたもので、当時、エクアドル外務次官だったビロン・スアレス氏の署名が入っている。この段階までのアサンジ氏は、在英エクアドル大使館においてエクアドル政府の「特別任務」を引き受けていた。
ビンティミリヤ議員は、エクアドル政府は「アサンジ氏がロンドンのエクアドル外交部の一員になるためにはまず英政府の合意を取り付ける必要があった」と事情を説明している。
ところが英政府がアサンジ氏への外交官の不逮捕特権の身分を認めなかったため、後日、スアレス外相自ら、アサンジ氏をモスクワの大使館の外交官に任命する合意を無効にした。調印からわずか10日後の12月29日のことだった。
アサンジ氏は2012年からロンドンのエクアドル大使館に身を寄せている。アサンジ氏は「ウィキリークス」での自らの活動を理由としたスウェーデン当局による米国への引き渡しの懸念を理由に、エクアドル当局に政治亡命を要請した。
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