フェイスブックの元スタッフ、心的外傷を受けフェイスブックを訴える

フェイスブックでコンテンツ・モデレーターとして働いていた女性が、フェイスブックを相手取り訴訟を起こした。女性は、Facebookはリソース使用基準に違反したコンテンツを見た後に心的外傷を受ける危険性がある職員にしかるべきサポートを提供していないと主張している。ガーディアンが報じた。
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ガーディアンによると、セレネ・スコラさんは、禁止されたコンテンツのモデレーターとして9カ月間働き、心的外傷後ストレス障害を発症した。訴状には、モデレーターは「子供に対する暴力、強姦、拷問、ズーフィリア、斬首、自殺、殺人のビデオ、画像、オンライン中継を数多く」見なければならないと指摘されている。

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スコラさんは、フェイスブックは仕事で回復不能な外傷を受けたスタッフへしかるべきサポートを提供していないと考えている。

なおフェイスブック側は、現在この訴訟について調べているが、モデレーターへのサポートに関しては「極めて真剣に」取り組んでいると伝えた。フェイスブックによると、既存のリハビリプログラムには、心理的および健康改善サポートが含まれている。

フェイスブックでは、正社員及び契約社員を含む約7500人のコンテンツ・モデレーターが働いている。

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