19世紀で最もスキャンダラスでエロティックな絵画の謎が解ける【写真】

芸術の歴史の中で最も挑発的な絵画作品の一つ、ギュスターヴ・クールベの『世界の起源』は、数十年にわたってそのモデルの女性が誰なのか確実には知られていなかった。
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長い間、主に「疑われて」いたのは、クールベの愛人だったとされるアイルランド出身のジョアンナ・ヒファーナンだった。だが新たな調査により、新たな仮説が生まれた。

専門家らは長期にわたり、『世界の起源』に描かれた裸の女性と女性器のモデルがヒファーナンであることに疑問を抱いていた。なぜなら絵に描かれている陰毛は黒いが、ヒファーナンの髪の毛は赤毛だったからだ。

​今回、フランスの作家アレクサンドル・デュマ・フィスとジョルジュ・サンドがやり取りした手紙の中から、『世界の起源』のモデルはフランスのバレリーナ、コンスタンス・クニョーだとする証拠が見つかった。フランスの歴史学者クロード・ショプ氏が、手紙の写しを調査していた際に発見したという。

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ショプ氏は、1871年6月付けのデュマ・フィスがサンドに宛てた手紙の「オペラ座のミス・クニョーのデリケートで、輝かしい『インタビュー』を筆で伝えることはできない」という一節に困惑した。ショプ氏は、手紙の原本を調べた。すると、『インタビュー』の箇所は実際には「アンテリユール(内部)」と書かれていたことがわかった。

芸術学者らはショプ氏が発見した証拠について、『世界の起源』のモデルがクニョーであることを99%確信させると考えている。

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