スクリパリ氏、NATO4カ国の諜報機関で活動=ドイツ誌

ドイツ誌Focusが北大西洋条約機構(NATO)連合軍の防諜機関(ACCI)関係者の話として、セルゲイ・スクリパリ氏が2017年まで、NATO4カ国の諜報機関で働いていたと報じた。スクリパリ氏と娘のユリアさんは3月4日、英南部ソールズベリーで毒殺未遂事件に遭った。
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「3月に毒殺されかけたロシアの元二重スパイであるセルゲイ・スクリパリは、2017年までNATOの4諜報機関で勤務していた。彼はロシア連邦軍参謀本部情報総局で活発に活動するスパイ数人の身元を暴いていた」と同誌は伝える。

スクリパリ氏事件 3人目の被疑者を英国が特定
2012年、スクリパリ氏は英秘密情報局(MI6)の職員と共にプラハを訪れ、現地の国家安全保障機関にロシアの活発なスパイ網に関する情報を伝えたという。同誌によると、スクリパリ氏は一部のロシアエージェントを、自らが活発に活動していた時から知っていた。

Focus誌が報じるところ、スクリパリ氏が2016年夏、エストニアの諜報機関に極めて正確な情報を伝えた。これにより「ロシアのスパイ」3人を発見できた。スクリパリ氏はスペイン情報機関(CNI)にも情報を提供していたという。

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