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ニューヨーク・タイムズ紙によると、控訴裁判所は、下級審による審理の過程で裁判官が陪審員らを誤って指導し、著作権の特性について陪審員らに不正確な説明を行っていたとの結論に達した。特に、原告側専門家の証言に対する信用を裁判官の言葉が失墜させたとしている。この証言は、ロックバンド「スピリット」の歌曲「トーラス」から、同バンドによって独創的な手法で使われていた半音階をプラントとペイジが模倣したというものだった。今後、訴訟は再審理に送られる。
レッド・ツェッペリンの元リーダーらに対する訴訟を起こしたのは、スピリットのメンバーだった故ランディ・カリフォルニア氏の遺産に関する相続代理人。この相続代理人は、ペイジとプラントがカリフォルニア氏の歌曲「トーラス」から「天国への階段」にイントロダクションを借用したと考えていた。レッド・ツェッペリンの元メンバーらは盗作疑惑を断固として否定している。陪審員らは2016年、レッド・ツェッペリン側を支持していた。