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ストゥルミア氏は、ジュネーブで開かれたセミナーで、女性物理学者が多数を占める中、「物理学を発明し、発展させたのは男性だ」と述べたほか、同氏が物理学に女性に対するジェンダー差別はないことを証明していると考える自身の調査についても語った。
ストゥルミア氏は、女性の論文が引用されることは少ないが、女性が男性の代わりに雇われることは多いことを示す複数のグラフを発表した。同氏は、引用数の多さは男性の仕事の質が高いことを物語っているとの確信を示している。
ストゥルミア氏は記者団に「人々は、物理学は性差別的、人種差別的だと言う。私はいくつかの簡単な調査を行い、実はそうではなく、物理学は男性に対して性差別的であることを明らかにした。そして、ただそのことを述べたかった」と語った。
女性の学者らはストゥルミア氏の発言に反応し、職場で遭遇した様々な差別的な出来事をSNSで語った。セミナーに出席していたインペリアル・カレッジ・ロンドンのジェシカ・ウェイド博士は、BBCニュースに、ストゥルミア氏は演説で「ずいぶん前に信頼を失った」アイデアに立脚したと述べた。
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