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さらに大きな別の地震がこの地域を襲うはずだ、ダムが崩壊するはずだ、といったものを含む誤った報道によって、中部スラウェシ州では恐怖が増している。同州では、地震とそれに起因する津波による死亡者数が1400人に達し、今後さらに増加するとみられている。
誤報であると政府によって宣言されたでっち上げの中には、地震で壊滅したパル市の市長が災害で死亡した、被災者の家族のため無料のフライトがパル市に向けて利用できる、さらに、南スラウェシ州にある「ビリビリ」ダムには亀裂があって今にも決壊しそうだ、といったものがある。
人々はまた、地震によるものだとする遺体の写真を投稿しているが、これらの写真は、実際には2014年の「ボクシング・デー」に起きた津波を含む、ほかの災害による被害を写したものだ。
ガーディアン紙によると、政府は先週、一般の人々が「ニュースを選り分ける」ことを支援するため、フェイクニュースに関する説明会を毎週開催すると発表している。
警察は、でっち上げを始めたとの容疑をかけている4人の身元を特定し、この4人が西スラウェシ州マジェネ県出身だとして、「我々は既に、彼らの身元を把握しており、間もなく彼らを逮捕したいと考えている」と発表している。