インド、ロシアからS-400システムを購入する件で、米国の制裁回避を望む

インド政府は、ロシアから地対空ミサイルシステムS-400「トリウームフ」を購入する契約に署名した後、米国がインドに対して制裁を発動しないことを望んでいる。5日、ヒンドスタンタイムス紙が、米国との交渉に近い消息筋の話をもとに報じた。
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ロシアは、S400のインドへの供給を2020年に開始する可能性がある
消息筋は「米国が、インドの極めて重要な戦略的同盟国として、インドの懸念を理解し、ロシア製S-400システムの購入及びイランからの原油購入に至っては、我々のために例外をつくることを願っている」と語った。

消息筋によると、インドは防衛分野におけるロシアとインドの長い歴史を考慮し、インドが「敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)」による制裁対象にはならない根拠を有していることを米国に説得しようとしている。

なおイランに関してインド政府は、原油供給の停止により、インドにおける石油価格が1バレル=6ドルまで急騰する可能性があると主張している。

ロシアのプーチン大統領は5日、インドのモディ首相と会談し、インドへのS-400システム5基(総額50億ドル超)の供給契約を含む、複数の文書に署名する見込み。

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