ハロウィンでの芸者仮装、「人種差別」的な理由について英語圏ネットユーザーが論争

ハロウィンが近づく中、米ロサンゼルスに拠点を置くファッションブランド「ファッション・ノヴァ」が芸者のコスチュームを販売していることについて、数多くの批判が寄せられている。一部には、この服装が「人種的に無神経」なものだとするものもある。英インディペンデント紙が伝えた。
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同紙によると、このコスチュームには、着物や帯、スカート、かんざしが含まれている。ソーシャルメディア上では、ハロウィンが到来するからと言って、無神経なコスチュームを使って他の文化を「侮辱」する口実にはならないとの指摘が数多くなされている。中には、「日本の人々に対する公式・非公式な人種差別の長い歴史を持つ国である米国では、芸者に扮装することは文化の盗用だ」とするツイートもある。

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人種差別防止に取り組む米オハイオ大学の学生グループ「社会における人種差別について教える学生たち(STARS)」の広報担当者は英メトロ紙に対し、「ファッション・ノヴァのコスチュームを人種的に非常に無神経なものにしている要因は、このコスチュームがアジア人女性について、男性(ほとんど常に白人男性)の欲求にとっての性的対象と誘惑の源であるとするステレオタイプを生むということだ」と述べている。

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