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「敵対者に対する制裁措置法(Countering America's Adversaries Through Sanctions Act(CAATSA)」によると、米国の制裁対象国と提携した国は、米国の同盟国でさえ、制裁を課される可能性がある。現在の制裁対象国はロシア、イラン、北朝鮮だ。
中国軍はすでに、ロシア製S400ミサイルと戦闘機「Su35」を購入したとして制裁対象になっている。コシュキン教授は、インドにも制裁が発動されると見る。
コシュキン教授は、米国が経済的な観点から「頑強な武器を持つロシアを世界市場から押し出」そうとしていると指摘。だがコシュキン氏は、米国を懸念させるもう1つの側面もあると見る。
「米国の専門家には、F35が性能的に、地対空ミサイルS400が捕捉可能な対象になりうるという懸念がある。そうなれば、米国は戦闘機売却でも敗北を喫する。」
そのため、米国は攻撃的な制裁政策をやめない。制裁を行う十分な力がある限り、制裁を強めていくだろうとコシュキン教授は結論付ける。
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