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裁判所の判決によると、活動家のジャスティン・サックスさんとナディア・アブ・シャナブさんは、少女たちに4万5000新シェケル(約140万円)の賠償金と、1万1000新シェケル(約34万円)の訴訟費用を支払わなければならない。
17歳の少女3人は、6月に予定されていたロードさんのコンサートのチケットを購入したが、ニュージーランドの活動家らがロードさんにイスラエルでのコンサートをボイコットするよう呼びかけた
ため、ロードさんはコンサートを中止した。イスラエル紙イェディオト・アハロノトが報じた。
少女たちにはチケット代金が払い戻されたが、3人は、権利侵害や感情的ストレスに対する賠償を求めた。
エルサレム・ポスト紙によると、少女たちの利益(人権)を代表する人権団体「シュラト・ハディン」は、裁判所の決定は、イスラエルに対するボイコットを支持するあらゆる者に対して民事訴訟を起こせる2011年の法律を最も効果的に使用した最初の例となったと発表した。
なお、ニュージーランドの活動家らは、イスラエルには自分たちの政治的見解をコントロールする権利はないと主張し、支払いを拒否した。
イスラエルで公演を予定している大勢のアーティストに対し、同国での公演をボイコットするよう呼びかけられている。
なお2017年には英国のロックバンドRadiohead(レディオヘッド)もイスラエル公演の中止を呼びかけられたが、決行した。
また2019年にイスラエルで開催予定の欧州国別対抗歌謡際「ユーロビジョン」に関しても、ボイコットが呼びかけられている。