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これより前、ロシア国営宇宙開発企業「ロスコスモス」CEOのドミトリー・ロゴジン氏は、ロシアは6、7年後には月に向けて運搬用ロケット「アンガラ」を使った宇宙船「ソユーズ」号の打ち上げが可能だと語っていた。
実験参加者らは、21日間に及ぶ実験に参加する。
医療生物学調査研究所のトミローフスカヤ氏は「月面への往復飛行というミッションを実施した場合、それは14~16日間の飛行か、同程度の期間となる。当然、私たちはこの実験結果を月面飛行のための準備に利用する予定だ」と語っている。
実験は2段階式で、第1段階では、10人の実験参加者が3週間、浴槽内で横になった状態で過ごす。その際、実験開始までの2週間と終了後の2週間、医師の管理のもとに置かれる。第2段階の実施は翌年の秋。同様の実験だが、今度は遠心分離機の連続回転によって、筋骨器官に重力の負荷をかけた条件下で行われる。
トミローフスカヤ氏の説明では、今年行なわれる第1段階の実験には、6人が参加する予定で、来年のはじめにはさらに4人が加わる。
実験には、ルーマニアやドイツ、スウェーデンといった海外の研究者らも参加を予定している。