1950年以降で最悪の結果 メルケル政権与党、バイエルン州選挙で絶対多数失う

ドイツ南部バイエルン州の州議会選挙が14日に実施され、同国のメルケル連立政権の保守与党「キリスト教社会同盟(CSU)」が歴史的敗北を喫した。
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暫定結果によると、CSUの得票率は前回2013年の47.7%から37.2%に低下し、68年ぶりの低さとなった。これにより、CSUは第1党を維持したものの単独過半数を失い、歴史的敗北となった。CSUは、メルケル首相率いる「キリスト教民主同盟(CDU)」の姉妹政党で、同州で長期にわたって単独過半数を維持していたが、難民政策を巡って支持を減らした。

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第2党は難民に対し寛容な環境政党「緑の党」で得票率17.5%、難民受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が同10.2%で第4党となりともに躍進。AfDは同州議会で初めての議席獲得となった。一方、国政与党の「ドイツ社会民主党(SPD)」は同9.7%と落ち込んだ。

28日には、金融都市のフランクフルトがあるヘッセン州でも州議会選挙が行われる。

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