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IMFの試算では貿易戦争が高じた場合、最悪のシナリオでは国際市場は17%縮小し、世界のGDPは1.9%下がる。この結果、世界は2008年から2009年の世界金融危機に輪をかけて酷い震撼に襲われる。
このほか専門家らは、現段階では世界経済はトランプ政権の保護主義政策の影響を十二分に感じてはいないとみている。
現在の世界経済成長予測は3.9%。この数値は昨年より0.5%低いものの、IMFの専門家らは、実際の見積もりはこれよりもさらに0.2%低めるべきと考えている。
IMFの会議の結論としては、長期的には、自分の仕掛けた貿易戦争の招く報復措置によって、最も大きな痛手を負うのは米国自身だという見方がされた。
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