モナコで最も裕福な女性殺害 娘婿が殺人依頼を認める

モナコで最も裕福な女性だったエレン・パストルさん殺害事件で、娘婿であるヴォイツェフ・ヤノフスキ容疑者の弁護士は公聴会の最終日で、ヤノフスキ容疑者がパストルさんの殺害を依頼したと認めた。仏紙リベラシオンが報じた。
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パストルさんの事件の捜査はフランスで9月に開始。先週、検察当局はヤノフスキ容疑者に終身刑を要求した。

​ヤノフスキ容疑者の弁護士は「ヴォイツェフ・ヤノフスキは、エレン・パストル夫人の殺害を依頼した罪がある」と認めた。弁護士は一方で、パストルさんの運転手死亡の罪を問われているが、ヤノフスキ容疑者はこれに関与していないと主張した。

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弁護士によると、ヤノフスキ容疑者は母親からの精神的圧力に苦しんでいた妻、シルビオさんを守るため犯行に及んだ。

パストルさんの死因となった事故は2014年5月6日夜、仏ニースで起きた。正体不明の男がパストルさんの車に発砲した。

パストルさんの運転手、モハメド・ダルビッシュ(64)さんも重傷を負い、5月10日に死亡。パストルさんは同月21日にこの世を去った。

​パストルさんはロシアの名誉領事の元配偶者で、モネガスクの王朝でも最も裕福な1つの相続人だった。家族はモナコ公国の不動産の多くを所有。モナコ公国は不動産を購入せず、家族から借りている。

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