米政治学者「中国の脅威が露米を団結させる」

米政治学者で攻撃的現実主義(offensive realism)の代表的論者として知られるジョン・ミアシャイマー氏は露米関係の変化、および欧州諸国による対露制裁からの回避にあたっては中国の影響力増大が必要不可欠との考えを示した。
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ミアシャイマー氏は米ワシントンD.C.に本部を置く民間シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」で自身の著書を発表し、同時に欧州諸国の対露関係を巡る問題に言及した。

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ミアシャイマー氏は中国の脅威がロシアのそれを上回ると主張したうえで、「私の見解は極めてシンプルだ。ロシアの立場、そして露米関係を変化させるものが一つだけある。それは中国の成長だ。中国が成長を続けるのであれば、私が思うに、露米は中国を抑え込もうと団結するだろう」と述べた。

ミアシャイマー氏はまた、「我々はイランを中国に押しやっている。イラン人は我々の見方だということを確信しなければならない」と述べ、米国の対イラン政策に疑問を呈した。

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