不明カショギ記者「最後のコラム」ワシントン・ポストが公開

米紙ワシントン・ポストは、行方不明のジャマル・カショギ記者の最後のコラムを掲載した。カショギ氏はトルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で拷問され、解体されたと報じられている。だがサウジ政府は疑惑を全否定し、殺害の確証もまだない。
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米紙ワシントン・ポストによると、コラムは、アラブ世界の大半で言論の自由がないと評価されており、国家による報道の自由への介入が強まりつつあるとした上で、「人口の圧倒的大多数が」国営の虚偽の物語の犠牲者になっていると批判する。

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カショギ氏は、インターネットにより紙面メディアに存在する検閲と管理から解放されると記者が考えていた時代があったと指摘する。だが現在、アラブ世界の記者の多くや国際社会はもはや、記者の大量逮捕に抗議をせず口を閉ざしている。

「アラブ世界は外部のアクターではなく、権力争いを行う国内勢力を通じて課された独自の鉄のカーテンに直面している」

「残念ながら、この状況が変わることはないだろう」

カショギ氏は、アラブ世界の声を伝えるプラットフォームや、社会が直面する構造的問題をアラブ世界の一般人が届けられる国際フォーラムの必要性を訴える。その上で、フォーラムはプロパガンダを通じてヘイトを拡散する国家主義的政府から隔離され、独立している必要があると指摘する。

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