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幸いなことに、犠牲者はいなかった。なぜならイースト島の面積は4.5ヘクタール未満で、人間が暮らすには小さすぎるからだ。
だがこの島は、絶滅の危機に瀕しているモンクアザラシや、希少なアオウミガメの生息地だったため、生態系に大きな打撃を与えた。サイエンス・アラートが報じた。
ハワイ大学のチップ・フレッチャー教授は、ハリケーン「ワラカ」について、気候変動とは関係なく従来のルートを通過したが、「その強い勢力と持続時間は、海の温暖化と地球の気温が上昇しているためだ」と強調している。
学者らは、地球温暖化が進むにつれ、広範囲に及ぶ洪水や浸水などの水害を伴う出来事が増加すると警告している。