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移民キャラバンは10月半ばから中米を北上し、メキシコ経由で米国に入ろうと集団移動している。メキシコ政府の発表によると、キャラバンの参加者は約3600人。トランプ大統領はツイッターの投稿で「キャラバンは非常に手強い戦士や人々で構成されている」と述べた上で、キャラバンを阻止できなかったメキシコ政府を批判した。
トランプ大統領は記者団に対し「非常に危険な(移民)キャラバンに関して言えば、ご存知の通り、すでに米兵が派遣されている。われわれには米兵5000人の用意があり、今後は1万~1.5万人となるだろう。誰も(米国に)不法入国しない。われわれはこれを認めない」と述べた。
米国防総省は先に、移民集団の入国を阻止するため米兵約1800人をテキサス州に、1700人をアリゾナ州に、1500人をカリフォルニア州に、計5000人をメキシコ国境に派遣する計画を発表している。
BBCによると、移民キャラバンは先月13日、米国への入国を目指しホンジュラスの都市サンペドロスーラを出発した。キャラバンはそこから同国の都市ヌエベ・オコテペケまで歩き、グアテマラに入った。キャラバンへの参加は中米諸国における暴力からの回避、およびより良い生活を送ることが理由としてあげられている。
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