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ランキングで上位を占めたのは、小津安二郎監督の『東京物語』と黒澤明監督によるもう一つの作品『羅生門』で、それぞれ3位と4位だった。ランクインした他の邦画作品は、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』(37位)、小津安二郎監督の『晩春』(53位)、溝口健二監督の『山椒大夫』(61位)、溝口健二監督の『雨月物語』(68位)、黒澤明監督の『乱』(79位)、溝口健二監督の『残菊物語』(88位)、成瀬巳喜男監督の『浮雲』(95位)。
ロシアの映画作品の中で最も高い順位は20位で、アンドレイ・タルコフスキー監督の『鏡』が獲得した。タルコフスキー監督による他の作品『アンドレイ・ルブリョフ』『ストーカー』『惑星ソラリス』も、それぞれ40位、49位、57位を占めた。
セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の『戦艦ポチョムキン』も、24位という高い順位を占めた。また、59位にはエレム・クリモフ監督の『炎628』、73位にはジガ・ヴェルトフ監督の『これがロシヤだ』(『カメラを持った男』)が入った。
上位10作には前述の邦画3作品のほか、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の『自転車泥棒』、ジャン・ルノワール監督の『ゲームの規則』、イングマール・ベルイマン監督の『仮面/ペルソナ』、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』、フランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の『花様年華』、フェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』が入っている。
今回のランキングは、世界43カ国の200人を超える専門家・映画評論家が参加した投票の結果に基づいて作成された。
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