続く不祥事 日本人運行乗務員の飲酒 国土交通省が基準強化へ

日本の国土交通省は、航空会社の乗務員の過度な飲酒による運航遅延が立て続けに起きたことを受け、飲酒に関する基準の強化および航空法等の遵守状況に厳格な指導監督を行うことを日本の航空各社に通達した。
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スプートニク日本

日本の航空会社では乗務員の飲酒による不祥事が続いて起きている。昨日11月1日は日本航空のロンドン発羽田行きの便に乗務予定だった副操縦士から、基準値を超えるアルコールが検出され、英国の警察当局に逮捕されていたことが明るみになったが、そのわずか数日前の10月25日にも、日本国内でANAウイングスの機長が飲酒により体調不良となり、乗務予定だった5便を遅延させていたことが31日、明らかにされたばかり。

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今年5月にも日本航空の客室乗務員が業務中に飲酒を行った事案が発生している。

国土交通省は航空機の運航に従事する者は、飲酒の影響を受けて業務を行えば安全性に大きな影響を及ぼしかねないため、業務従事が禁じられているとして、こうした事案の再発防止にむけ、飲酒に関する航空法などの遵守徹底を求める通達を航空各社に出した。各社は講じた措置について同省への報告を行わねばならない。

国土交通省としては、今後、諸外国等の飲酒に関する基準等を踏まえて飲酒に関する基準の強化を図るとともに、全航空会社の飲酒に関する航空法等の遵守状況について安全監査等を通じて厳格に指導監督を行って参ります。

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