モスクワのウクライナ大使館前 拘束続くヴィシンスキー記者への支援行動

ウクライナで逮捕された通信社「リアノーボスチ・ウクライナ」の責任者キリル・ヴィシンスキー記者を支持する行動がモスクワにあるウクライナ大使館前で行われた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ヴィシンスキー記者を支持する抗議行動、ジャーナリストらがモスクワで実施【写真】
支援行動は11月2日が国連の定める「ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー」であることにちなんで組織された。2003年の国連総会でジャーナリストに対するいかなる暴力も厳しく糾弾されねばならないことが決められ、この日が制定されている。

ヴィシンスキー記者は、今年5月18日、ウクライナ保安庁(SBU)がキエフにある同通信社のオフィスおよび記者らのアパートを家宅捜査した際に、国家反逆罪およびドンバスの自称共和国を支持した容疑で拘束された。ロシアとウクライナの二重国籍を持つヴィシンスキー氏には、この容疑により最高で15年の禁固刑が科せられる恐れがある。

ロシア総領事館はヴィシンスキー氏との面会を要請しているものの、同氏がウクライナ国籍を持つことから、要請は拒絶されている。

ロシア外務省はヴィシンスキー氏の即時解放を要求。プーチン大統領はこの状況は前代未聞と厳しく非難している。ロシア政府はウクライナに対し、報道記者らに対する暴力を止めるよう要求する外交抗議文書を送っており、欧州安全保障協力機構(OSCE)、報道の自由問題担当のアルレム・デジール代表もウクライナ当局の行動に深刻な憂慮を表している。

関連ニュース

キエフでのリアノーヴォスチウクライナのヴィシンスキー責任者の拘束は前例ない 長らくこんなことを見なかった=プーチン大統領

コメント