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BBCによると、これらの部屋は全て、1760年代に、当時宮殿の所有者だった第4代マールバラ公爵が敷地の改造のために造園家のランスロット・ブラウンを招いた際に水没させられた。ブラウンは、当時流行していた潮流に従い、庭園内に湖を数カ所造ることを決定。この際、宮殿の1階にあった全ての部屋のほか、建築家のジョン・ヴァンブラによって設計された橋のどっしりとした土台が水没させられることとなった。研究者らが現在、橋を補強しようと試みており、そのため、これらの湖を干拓している。
研究者らは、今回発見された部屋の内部から、1760年代に書かれた落書きのほか、沈没した複数のボートを発見。また、この場所には18世紀のオリジナルの漆喰や階段、回廊が残っている。宮殿施設の責任者を務めるロイ・コックス氏が語ったところでは、水没していた空間の3D調査が現在行われているという。