宇宙を飛ぶテスラ・ロードスター、9カ月で火星軌道に到達

宇宙服を着たマネキン人形「スターマン」を乗せたテスラの電気自動車「ロードスター」が、9カ月の飛行で火星の軌道に到達した。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

スペースXによる発表では、ロードスターの次の停留所となるのは「宇宙の果てのレストラン」だと説明されている。この「宇宙の果てのレストラン」とは、スペースXとテスラを創業したイーロン・マスク氏が愛読する作家、ダグラス・アダムズによる小説の題名。一方、アダムズの作品『銀河ヒッチハイク・ガイド』の本もまた、ロードスターの内部に積み込まれて宇宙旅行に出発している。

スペースXが実施した調査によれば、このロードスターは2091年に地球から僅か数十万キロしか離れていない宇宙空間を通過する。ロードスターによる旅は全体で2千万年超にわたって続き、ロードスターは結局、6%の確率で地球に激突するという。一方、金星と衝突する確率は2.5%と見積もられている。

これより前、マスク氏は、赤のテスラ・ロードスターはテストに変化をもたらすために火星に送ったと指摘した。

コメント