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2006年、当時36歳のワン・シュバオさんは交通事故に遭った。この事故により彼は全身が麻痺し、こん睡状態に陥った。
母親のウェイ・ミニインさんはその時63歳。息子を自宅に連れて帰り、看護することにした。それから12年間、母親は貯金のすべてを治療のために使い、借金まで抱え込んだ。食材を買うことができず、1カ月間水しか飲めない時もあった。しかし、母親の努力は決して無駄ではなかった。
つい最近、ワンさんが目を開き、さらに笑顔さえ見せた。彼はまだまったく動くことも話すこともできないが、母親はほんとうに楽観的だ。
「私は嬉しいのです。息子が完全に元気になることを願っています。私は諦めません」と、ウェイさんは打ち明けてくれた。
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