ロシア・オーストリア外相が電話会談 ロシアスパイ疑惑を協議

オーストリア軍の退役大佐がロシアに情報提供していた容疑で拘束されたことを受け、ロシアのラブロフ外相とオーストリアのカリン・クナイスル外相は電話会談を行い、2国間関係を話し合った。ロシア外務省が発表した。
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ラブロフ氏は「国際交流の規範に正反対に進む、根拠のないまま公的に非難する慣行が容認できないこと」を強調した。また、「可能なあらゆる相互懸念は事実に基づいて、確立された対話チャネルを通じて協議されるべきだ」と強調した。

ロシア、オーストリアに抗議 スパイ疑惑を受け
オーストリアのKronen Zeitung紙によると、オーストリア軍の元大佐は、20年にわたってロシアのために諜報活動を行っていた容疑で拘束された。元大佐は、オーストリアの空軍、砲システム、移民問題、同国の大勢の軍高官に関する詳細な情報を収集することになっていたという。

先に、ラブロフ外相はオーストリアでロシアのためにスパイ行為を働いていた疑いで容疑者が拘束されたとの情報に不快感を示した。ラブロフ外相は欧州のパートナーらが伝統的な外交手段をとらず、いわゆる「メガホン外交」に走り寄っているとして、これを厳しく非難した。

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