スプートニク日本
ペトロフ議員は、ソ連政府初代議長レーニンの最後の意思を叶え、レーニンの没後100年を迎える2024年に、レーニンの遺体を埋葬するよう政府に呼びかけた。
ペトロフ氏は、レーニン廟にレーニンの遺体の正確なコピーを置くことで習慣や伝統を壊さずにすむほか、遺体を良い状態で保存するためには多額の資金がかかるため、大幅な予算削減にもなると考えている。
なおロシア共産党の下院議員らは、ペトロフ議員の提案を公に非難し、ペトロフ氏は「扇動者」であり、そのアイデアは「ばかげている」と指摘した。
共産党のジュガノフ党首は、共産党員はレーニン廟からレーニンの遺体を運びだすことを許可しないと述べ、レーニンの遺体埋葬をめぐる論争の再過熱は、国民の関心を焦眉の問題からそらす為に人工的につくられたものだと非難した。
全ロシア世論調査センターの2017年の情報によると、ロシア人の60%以上が、レーニンの遺体を埋葬するべきだと考えている。
関連ニュース