独、3年ぶりにGDP減少

今年の第3四半期のドイツ経済は、直前の四半期と比べて0.2%減少した。ヴィースバーデンに本部を置くドイツ連邦統計局が発表した。これは、2015年以降で初めての同国国内総生産(GDP)の規模縮小となる。
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GDP減少の理由の1つとなったのは、ドイツにおける自動車生産の減速。フォルクスワーゲンを巡るスキャンダル(ディーゼルゲート)を理由に有害排出物に対する新たな自動車認可基準が欧州連合(EU)で導入されたことを受け、ドイツの自動車メーカー各社は新基準に適合することを余儀なくされている。今年9月、ドイツにおける新車登録件数は、昨年9月と比べて30%減少した。

それだけではなく、ドイツ経済は米中間の貿易戦争による被害を受けているほか、すぐ後に続いた中国経済の減速による悪影響も受けている。中国のGDPは第3四半期に6.5%増加したが、これは2009年以降で最悪の結果となった。中国はドイツにとって、最重要パートナーの1つであるため、中国経済の成長速度の低下は、ドイツのメーカー各社による輸出の規模に特別な影響を及ぼす。

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