クメール・ルージュ指導者らに終身刑 カンボジアでの大量虐殺で

「クメール・ルージュ」体制の指導者だったヌオン・チア被告(92)とキュー・サムファン被告(87)の2人が、カンボジアでの大量虐殺(ジェノサイド)についてカンボジア特別法廷(ECCC)によって有罪と認められ、終身刑の判決を言い渡された。
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2人は既に2014年、ECCCによって、人道に対する罪で終身刑の判決を言い渡されている。

BBCが伝えているところでは、今回の新たな判決は、国際法体系において初めて、カンボジアでの1970年代の出来事を大量虐殺だったと認めるものだ。

ポル・ポトによる指導下にあった共産主義運動「クメール・ルージュ」は1975年、カンプチア人民共和国(カンボジアの以前の国名)で政権の座に就いた。キュー・サムファン被告は当時、国家幹部会議長のポストを占め、一方、ヌオン・チア被告はしばらくの間、首相ポストにおいてポル・ポトと交代していた。1979年まで続いたクメール・ルージュ統治時代の間に、国内ではおよそ200万人が死亡した。

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