欧州とアジアに影響拡大するロシア3大プロジェクト=ブルームバーグ

世界最大の産ガス国であるロシアは欧州やアジアへの影響力を「ノルド・ストリーム2」や「パワー・オブ・シベリア」、「トルコ・ストリーム」によって強めている。ブルームバーグが報じた。
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ブルームバーグは、ロシアが第2次世界大戦終戦後からすでに欧州に天然ガスを供給していることを指摘。

昨年、ロシアは欧州の燃料需要の3分の1を満たした。

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英オックスフォード・エネルギー研究所のジョナサン・スターン研究員によると、2025年までにロシアからの供給は40%に増加すると予測する。これは主に、中国とアジア諸国からのガス需要と価格の上昇によって牽引される可能性がある。

ノルド・ストリーム2」プロジェクトはロシア沿岸からバルト海底を経由してドイツに2本のガスパイプラインを敷設する。

黒海底を経由したトルコへのガスパイプライン「トルコ・ストリーム」も建設中だ。

2014年5月、露国営ガス会社ガスプロムと中国石油天然気集団(CNPC)は、東方ルートを通じてロシア産ガスを中国に供給する合意書に調印した。合意書は30年間に渡り、パイプライン「パワー・オブ・シベリア」を通じた中国へのロシア産ガスの毎年の供給について明記している。

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