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先に、ウクライナ代表団の代表が、拒否権の廃止について意見を述べた。
ボグスラフスキー氏は「われわれの立場はよく知られている。ロシアは、国連安保理常任理事国として、まずアジア、アフリカ、ラテンアメリカの新興国によって同機関にさらに代表的な性格を付与する必要性を指摘している」と述べた。
ボグスラフスキー氏はまた、ロシアは「安保理の構成国を拡大するためのあらゆる合理的な選択肢を検討する用意があり、国連の最も幅広いコンセンサスに基づいているのであれば、そこには妥協に基づく、いわゆる妥協的解決策も含まれる」と指摘した。
一方、ボグスラフスキー氏は、ロシアにとっては「拒否権の制度を含む現在の安保理常任理事国の特権の制限につながるいかなる案も容認できない」と述べ、「同制度は、理事会メンバーにバランスの取れた解決策の模索を促進する重要な要素であることを覚えておくべきである。拒否権の使用または拒否権使用の脅威は、国連が疑わしいアバンチュールと結びつくことを一度ならず救った」と指摘した。
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