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ザハロワ報道官は、「思い起こしていただきたいが、この宣言は具体的な歴史的、地政学的現実の下で締結された。しかし、日本はその後、この文書に基づく合意の履行を拒否した。現代の世界情勢は、1956年に先行していた時代とは根本的に異なっているのだ。
第2次世界大戦の結果に基づいて南クリル諸島がロシア連邦に帰属していることの合法性を含め、第2次世界大戦の結果を完全に認めるという観点から、日本政府が今日、宣言をどのように解釈しているのかについて理解することが重要だ」と指摘した。
ザハロワ報道官は同様に、交渉の過程で今後形成される合意に対して日米軍事同盟がどのような影響を及ぼす可能性があるのかについては、今日の時点でははっきりしていないと指摘した。
モスクワで1956年10月19日、日本とソ連の戦争終結、外交及び領事関係回復に関する日ソ共同宣言に署名がなされた。
ソ連政府は、ソ日共同宣言第9項で、平和条約締結後にシコタン島とハボマイ群島を日本に引き渡すことで同意している。
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