国連、世界の麻薬生産がこれまでになく増加と発表

世界における麻薬物質の生産と流通が著しく増加し、これまでの最高記録を全て更新した一方、麻薬の消費はこの増加傾向に従っておらず、安定した水準にとどまっていると、国連薬物犯罪事務所(UNODC)のフェドートフ事務局長が述べた。
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フェドートフ事務局長は、ここで問題になっているのは、知られている種類の麻薬のうち事実上全てであり、ヘロインやアヘン、コカイン、合成ドラッグ、新精神作用物質(NPS)が含まれると指摘。

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一方で、事務局長の話では、今年における薬物依存症者の数は全世界で3100万人となっており、人口の増加に比例して増大しているものの、それを超えるものではないという。

事務局長が指摘したところでは、麻薬消費の結果死亡する人の数は年間で45万人の水準に上っているものの、この数字は、年間で280万人が死亡しているアルコールや、同じく710万人が死亡している煙草といった、合法的な物質の使用による死亡者数のデータと比べて、より低いものだという。

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