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研究者らは、その地域の上空を飛行する航空機のレーダーのデータから熱源を発見した。
レーダーは氷山下3キロメートルの深さまで到達し、強い放射能を検出した。
その後の観測で、南極大陸の東部で下から上部に向かって氷が溶けていることが確認された。科学系メディア「サイレント・アラート」によれば、 温められた水は、氷河下の湖沼に流れ込んでおり、これが今後氷河の融解を促進させる恐れがある。
英国南極観測局(BAS)のトム・ジョーダン氏は、「私たちが観測している融解のプロセスは、おそらく、数千年または数百万年続いており、氷の表層の変動の直接的な原因とはなっていない。しかし、今後、氷の表層まで水が増加した場合、この地域は気候変動のような外的要因にいっそう過敏になる恐れがある」と指摘している。