国連安保理、ケルチ海峡情勢の協議を否決

国連安全保障理事会で、ロシアが提案したケルチ海峡の情勢検討が採択されなかった。
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11月に安保理の議長国を務める中国の代表は「議題承認に反対が7名、4名が賛成、4名が棄権、議題は採択されない」と発表した。

ロシアは先に、議題項目「国際平和と安全保障の維持」に関して緊急会合を開くよう要請していた。

ロシア連邦保安庁は11月25日午前、3隻のウクライナ船がロシア側に航行の許可を得ずにケルチ海峡に向かい、領海に侵入したと発表した。

ロシア保安庁沿岸警備隊とロシア黒海艦隊の艦船がウクライナ艦船に対し、停止するよう法にかなった要求を行った。ウクライナ艦船はこれに反応せず、航行を続けた。違反船舶の強制停止のため、武器が用いられた。

ウクライナ海軍の兵士3人が軽傷を負った。3人は治療を受けた。艦船は拿捕された。ロシア大統領府はこの事件を「非常に危険な挑発行為」だと呼んだ。

ウクライナのポロシェンコ大統領は、黒海での出来事を受けて国内で戒厳令を発令する大統領令に署名した。

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